のうえんだより2号(2018.5)
日頃は野菜をお買求めいただき、心から感謝しています。日々、みなさんのご健康を祈りながら心をこめて野菜づくりに専念しています。
4月は日中の気温が記録的に高い日が続きました。良い面、悪い面、両方ありましたが、なんとか無事に5月を迎えることができました。
トマト、なす、きゅうり、ピーマン、かぼちゃなどの果菜類は定植がほぼ終了し、6月からの収穫に向けて管理が続きます。5月はオクラや落花生、ゴーヤの播種、さつまいもの挿し芽などがある他、とうもろこしなど4月に播種ができず、これからというものもあります。
一方、5月に収穫できるものは引き続きレタス類中心になります。キャベツは不良のため販売はできないかもしれません。月末から6月にかけて保存用たまねぎの収穫になるでしょうか。この時期に収穫が多い体系をとると労力的に無理となるため申し訳ありません、やや端境期になると思います。
そして、5月からは米づくりが加わります。米は前年のわらを田んぼに戻すだけの自然栽培で作っています。品種は朝日米。朝日米という品種は岡山では有名ですが、とても貴重な品種です。国内で唯一の、最後の在来種であり、糖分含量が低いという特徴を持ちます。冷や飯でも美味しいというのも有名です。甘い品種が人気?なのかもしれませんが、うちの米でも十分甘いですし、糖尿病など糖分を気にする方にも良い品種ではないでしょうか。玄米がだめな方は分づき米でも良いと思います。定期的に買ってくださる方があり、確保できる量はわずかになりそうですが、もしご希望の方がありましたらお早めに教えてください。
話は変わりますが、先日、とあるお店で買い物をしていると、小さなお子さんがお母さんに買ってもらったお菓子を嬉しそうに眺めていました。一見、ほほえましい光景ですが、そのお子さんは顔にも手足にも可哀想なくらいのアトピーがありました。手にしているお菓子からしても残念ながら良いとはいえない光景でした。「健康な食事をしたらきっと治るのにね」と感じるのは私だけでしょうか。
身体の健康は、普段の食事で決まります。もちろん、生活している環境やストレスからも大きな影響を受けますが、身体を造っているもの、それは食べるものです。たまに(譲って時々)なら良くないものもしょうがないでしょう。制限の過ぎた食事も楽しくはありませんから。しかし、逆(たまに良い食事)ではあまり意味のないような気がします。
個々の身体はそれぞれ違います。代々強い身体の家系の方、内臓が弱い方、アレルギー的な症状をお持ちの方等、いろいろです。なかには食事やたばこ、お酒のことを全く気にしなくても元気な方も現にいらっしゃいます。みんなそうであれば良いのですが、みなさんはいかがですか。自分・家族の身体は自分で守る。快適に暮らすためにはまず身体をできるだけ健康に維持したいものです。
むぐるま農園
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